ひだまり通信

有限会社マトバ総合保険サービスのブログ

「もったいない」精神で食べ物を大切に

2018 年 3 月 1 日 | お役立ちコラム | コメントは受け付けていません。

「フードロス」という言葉を耳にしたことはありませんか? 別名「食品ロス」と言い、まだ食べられる食品がゴミとして廃棄されている状況を総称しています。世界では食糧が不足して飢えている人がいる一方、食べられることなく処分される食品もあるという矛盾。今月はフードロスについて考えます。

 

●日本では毎年約600万トンがゴミに

 

国連食糧農業機関(FAO)の統計を見ると、世界で生産されている食糧の約3分の1にあたる約13億トンもの量がフードロスとして処分されています。日本でも年間約600万トン以上のフードロスが発生。もともと自給率が低く、約6割の食べ物を輸入に頼る日本ですが、その3分の1を捨てているという非常にもったいない状況なのです。

先進国ではフードロスが問題になる一方、世界各地では栄養不足に苦しむ人が約8億人も存在し、世界人口の9人に1人は食糧の不足に苦しんでいます。栄養不良のため、5歳になる前に亡くなってしまう子どもが年間500万人いると言われ、今後も世界人口が増えていく状況の中、食べ物の重要性は高まるばかりです。

 

●さまざまな理由で捨てられる食品

 

フードロスは生産から消費まで、さまざまな場所で発生しています。

生産地では形の悪い野菜、作り過ぎてしまった野菜などが処分され、加工場では返品された売れ残り商品、パッケージの変更や印字ミスなどで回収された商品がゴミになります。スーパーなどの流通現場では、消費期限が切れた食品は処分されますし、レストランでは多めに仕込み、注文のなかった料理、客の食べ残しなどがゴミになります。家庭では、買いだめした食品の賞味期限が切れたり、冷蔵庫の中で傷んでしまい処分をする場合が少なくありません。

 

●できることから始めよう

 

フードロスについては世界的な関心が高まり、2015年の国連サミットでは「持続可能な開発のための2030アジェンダ」を採択。2030年までに小売り・消費レベルでの1人あたりのフードロスを半減させ、再生利用や再利用で廃棄物の発生を大幅に削減しようなどの目標が決まりました。

日本でも食品関連の企業から出る廃棄食品や調理くずを肥料にして再利用したり、家畜の飼料にするという動きが出ています。また生産・流通などで発生した未利用の食品を、貧困などで食費に困っている人たちへ寄付する「フードバンク」という活動も注目されています。アメリカでは約50年の歴史を持つ取り組みで、日本では全国約80の団体が活動しています。

フードロスへの取り組みは家庭でも確実に行えます。食品を大量に買わず、小分け商品を選ぶ、食材を上手に使い切るなど、家計にも優しい活動なので、ぜひスタートさせましょう。クックパッド「消費者庁のキッチン」(http://cookpad.com/kitchen/10421939)では食品を無駄なく使い切るためのレシピが多数掲載されています。ぜひ参考にしてみてください。

 

以上、フードロスの世界的な現状と、解決への活動についてご紹介しました。日本発の「もったいない」精神で食べ物を大切にしていきたいですね。

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